銀閣寺(慈照寺)
銀閣寺は正式名称を慈照寺(じしょうじ)といいます。室町幕府8代将軍 足利義政が造営した東山殿を、義政の死後、夢窓疎石を勧請開山に禅寺として創建されました。
国宝の観音殿(銀閣)は、創建当時の風雅な姿をそのまま残しており、室町時代後期に栄えた東山文化を代表する建築と庭園を有する寺院です。
金箔が張り巡らされ、室町時代前期の北山文化を代表する煌びやかな金閣寺に対して、銀閣寺は詫び寂びを思わせる静かな佇まいです。
向月台と銀沙灘の2つの砂盛り
銀閣寺はどうしても観音殿に目がいってしまいますが、向月台と銀沙灘と呼ばれる砂盛りも見逃せません。これらの役割ははっきりとわかっていませんが、月を観賞する為という説と月の光を反射させて本堂を照らすという説の2つの説が有名です。
向月台
向月台の高さは180cmで毎日手入れされています。
銀沙灘
方丈前にある銀沙灘は白砂を高さは66cmまで盛り上げて造られています。
境内の展望所から東山を一望
境内の高台にある展望所からは銀閣寺の境内越しに東山の街並みを一望できます。
健康な人ならば5分もかからずに登ることができるので、銀閣寺を訪れたら是非散策がてら登ってみてください。
アクセス
大文字山
大文字は五山の送り火の一つ「大」の字が灯る山として知られています。
大文字山は、実は登山することができ、大文字焼きの「大」の部分までいくことができます。
頂上部分は森林限界を超えない為、展望はありませんが、「大」の部分は下草が刈られている為、京都の町並みを撮影できる知る人ぞ知る撮影スポットになっています。
火床越しに見た京都市街です。
斜面越しに続く火床です
「大」の字の中心にある「弘法大師堂」。
大文字山登山について
また大文字山の標高は446mで、京都一周トレイル 東山コースの一部になっています。
南へ抜ければ清水寺を経由して伏見稲荷へ、北へ抜ければ将軍塚を経て比叡山へ抜けることができます。
真冬でも降雪することは少ないので1年を通して登山可能です。
京都の豊かな自然を満喫できるのが「京都一周トレイル」は、5つのコース(東山・北山東部・北山西部・西山・京北)があります。…
アクセス
金閣寺(鹿苑寺)
金閣寺は恐らく日本人なら誰でも知っているであろう、京都のみならず日本を代表する観光スポットです。正式名称は鹿苑寺(ろくおんじ)といい、お釈迦様が悟りを開いた菩提樹のあった場所であるインドの林園「鹿野苑(ろくやおん)から名前がとられました。
金閣の名前の由来でもある二層目と三層目には金箔が貼られた煌びやかな三層の舎利殿が世界的にも有名です。
舎利殿は室町時代前期の北山文化を代表する建築でしたが、残念ながら1950年に放火により焼失しました。現在の舎利殿は1955年に再建されたものです。
アクセス
嵯峨野 竹林の道
竹林の道(ちくりんのみち)は、京都嵐山の代表的な観光名所の1つで、大河内山荘から野宮神社の間を約200メートルにわたって続く風情のある小道です。
毎年12月には、京都・嵐山花灯路が開催され、ライトアップされた幻想的な竹林の道を歩くことができます。
嵐山へはトロッコ列車で行くのがオススメ
嵯峨野のある嵐山へは嵯峨野観光鉄道のトロッコ列車で行くのがオススメです。
春夏は新緑のトンネル、そして秋には紅葉した紅葉のトンネルを駆け抜けます。
途中通過する保津峡もまた絶景です。
混雑するので予約して乗車することがオススメです。
嵯峨野トロッコ列車では京都嵯峨野から嵐山、保津峡、亀岡までの四季を楽しむ25分の至福の旅をご提供。スタッフ一同おもてなし…
アクセス
- 嵯峨野観光線 「トロッコ嵐山駅](徒歩3分)
- 京福電鉄 「嵐山駅」(徒歩12分)
- JR山陰本線 「嵯峨嵐山駅」(徒歩17分)
まとめ
京都にはとても紹介しきれないぐらいの撮影スポットがありますが、今回はその中でも厳選した10選をご紹介致しました。
皆様の撮影のお役に立てれば幸いです!