旭岳

【実は気軽に行ける】北海道最高峰旭岳の絶景写真スポットを紹介【作例あり】

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北海道最高峰 壮大な絶景と高山植物を求めて。

今回は北海道最高峰 大雪山系 旭岳の絶景をご紹介します。
山岳写真、北海道最高峰というとかなりハードルが高く感じてしまいますが、実は旭岳はロープウェイを使って5合目まで一気にアクセスする事ができます。
夏であれば特別な登山装備は必要なく、一般の方でも気軽に絶景を楽しむことができるスポットなのです。
今回はそんな旭岳の夏の姿、冬の姿をご紹介していきます。(もちろん冬は厚着してきてくださいね)

旭岳五号目
SONY α7ⅲ 1/320s 37mm f/11 ISO100 FE24-240 F3.5-F6.3

スポット情報

北海道の旭川市街から約13km 川上郡東川町は上水道のない全国的にも珍しい町です。
この町では大雪山で育まれた雪解け水を飲用としています。
旭岳の麓にはいくつもの老舗宿が点在しており、この天然水と共に天然の温泉も楽しむことができます。

いくつかの旭岳温泉宿を超えると一番奥に旭岳ロープウェイがあります。

ロープウェイのチケット売り場で搭乗手続きを済ませたら、一気に5合目姿見駅まで空中散歩を堪能。
終点の姿見駅を出ると、そこにはカムイミンタラ(神々の遊ぶ庭)と呼ばれる絶景が広がっています。
チングルマ、キバナシャクナゲ、季節によって多様な高山植物とも出会えることでしょう。

大雪山連峰の主峰、旭岳。頂上の標高は2291m、一般の観光客がトレッキングする5合目は1600m程の標高にあります。

他の観光客もいますし、しっかり道が付いているのでここで道に迷う事はありません。
しかしこれだけの山ですので急激な天候の変化はもちろんあります。
できればレインウエア、なければ何か羽織れる物があると良いです。

靴はスニーカーでも問題はありませんが、できれば歩きやすい運動靴の方がよいでしょう。
風が強かったり天候が悪い場合はロープウェイの運行が止まります。

当日の朝や向かっている道中に公式HPでロープウェイの運行状況を確認するのがお勧めです。

大雪山旭岳ロープウェイ
大雪山連峰の主峰、旭岳
SONY α7ⅲ 1/200s 24mm f/11 ISO100 FE24-240 F3.5-F6.3

姿見の池

旭岳の人気撮影スポット、姿見の池は姿見駅から正反対の方向にあります。
一般的に30分~40分くらいのウォーキングで辿り着くことができるでしょう。
撮影日は9月ですが、かなり天候に恵まれました。
風も穏やかで本当に美しい姿を収める事が出来ました。

ここから先は登山ルートになるので装備がない場合は登る事はできません。
私はこの日、山頂まで行きましたがそこは流石に暴風でした。
今回は誰でもアクセスできる5合目の写真のみ掲載しようと思います。

この散策ルートは全部一周すると約1.7km。1時間弱あれば周り切れると思います。
女性や家族連れの観光客も多く訪れていて、気楽にトライ出来るコースとなっています。

運がよければエゾリスなどの野生動物にも遭遇出来ます。
すばしっこいので望遠の連射でシャッターを切り続けないと上手く捉える事が出来ません。
エゾリス狙いのカメラマンも多くいますが、通路を封鎖して一般の方の歩行の妨げだけはないように気を付けたいですね。

姿見の池
SONY α7ⅲ 1/320s 24mm f/11 ISO100 FE24-240 F3.5-F6.3

私の使用機材はSONYα7ⅲです。レンズは主に広角 FE16-35 F4 を使っていますが、この日は高倍率ズームの FE24-240 F3.5-F6.3 を使用しました。
今回、作例として載せる写真は全てJPEG撮って出しです。
クリエィティブスタイルの設定はスタンダードでコントラスト+2彩度+3シャープネス+1に設定しています。

姿見の池2
SONY α7ⅲ 1/250s 26mm f/11 ISO100 FE24-240 F3.5-F6.3

夫婦池と呼ばれる鏡池と擂鉢池(すりばちいけ)

隣り合って存在するのは鏡池と擂鉢池(すりばちいけ)
夫婦池と呼ばれている二つの池は、姿見駅から見て左回りで行くと20分ほどで出会う事ができます。
ちなみに探索ルートは基本的に一本道なので、左回りでも右回りでも全てのスポットを眺める事ができます。
右回りの方が単調なルートではありますが、夫婦池にアクセスするには左回りの方が早いです。

擂鉢池(すりばちいけ)
SONY α7ⅲ 1/160s 24mm f/10 ISO100

しかし山の天気ですからこのような絶景に巡り合えるかどうかは完全にその日の運です。
ガスがかかっていて視界が悪い日ももちろんあります。
ロープウェイは運行しているものの乗客が自分しかいないという日もあるかもしれません・・。

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旭岳へのアクセス方法

旭岳ロープウェイまでは旭川市街から車で1時間はかかります。
本州からお越しの場合は旭川空港付近でレンタカーを借りる必要があるでしょう。
しかし途中の忠別湖を超えた辺りからは少し険しい山道です。
雪道の運転に慣れていない方は冬のお越しはお勧めしません。

旭岳ロープウェイまで辿り着いたら広い駐車場があります。
一日500円と良心的なお値段で車を停めておくことが出来ます。
しかし夏も秋も冬も休日は混雑する事が多いので早めのお越しをお勧めします。

せっかくですので近くの旭岳温泉のいずれかに前泊か後泊するのをお勧めします。
私も4~5か所に泊まったことがあります。
個人的にはディアバレーが落ち着いた雰囲気で特に良かったです。

全室禁煙の大人の隠れ家「旭岳温泉 ホテルディアバレー」は、豊かな泉質の温泉と道産食材を使った食事が堪能できます。大雪山旭…

ロープウェイのチケットはトップシーズン(6月~10月)往復券3200円とそれなりにします。
ですが、じゃらんなどで旭岳温泉に泊まるとロープウェイのチケット付きのプランもあったりします。
ちなみにロープウェイは20分間隔の運行です。
乗り遅れると結構なタイムロスになるので気を付けてください。

ちなみにロープウェイには売店や自動販売機がありますが、付近にコンビニはありません。
来る途中にあるモンベル大雪ひがしかわ店に寄ったついでに、近くのコンビニで買い物を済ませるのがお勧めです。

厳しい大自然。冬の旭岳も魅力

旭岳の夏は短く紅葉を迎えすぐに冬に逆戻り。
冬の旭岳はバックカントリーの聖地でもあります。
ゴールデンウィーク明けまで滑る事ができると聞くと驚くでしょう。
日本のみならず世界中からスキーヤーやスノーボーダーが集まってきます。

そのためロープウェイは冬でも20分間隔で運行しています。
スキーやスノーボード以外の一般の方も乗車することができます。
私もスキーが好きでバックパックにカメラを入れて滑りに行っているのですが、
冬でもカメラを片手にした普通の観光客の方がいますよ。(少数ですが)

ただ本州の3000m級の山々の環境に匹敵すると言われる旭岳です。
5合目とは言え、冬の場合はあまり遠くまで出歩くのはお勧めしません。
少し散策する場合も十分な防寒対策を取りましょう。
吹雪いている場合は椅子や自動販売機のある姿見駅で待機。
晴れ間が出た瞬間に外に出ると、一面白銀の美しいコントラストに出会えるかもしれません。

冬の旭岳
SONY RX100M1 1/1600s 18mm f/9 ISO125

最後はコンデジ、SONY RX100M1でのショットです。
スマホのライトルームというアプリで写り込んだ人を消す加工をしています。
色味などはJPEG撮って出しのままです。

北海道の絶景、大雪山系旭岳。

北海道最高峰の旭岳。ここでしか見られない絶景と高山植物。
この山の美しくも短い夏。そして日本で一番早いと言われる紅葉。
冬の厳しくも壮大な絶景。普通は踏み入れる事の出来ない領域。
旭岳ロープウェイを使えば一瞬でアクセスできます。
カムイミンタラ(神々の遊ぶ庭)ぜひ観にいらしてください。

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