屈斜路湖と和琴半島の絶景
北海道の道東に位置する屈斜路湖(くっしゃろこ)は日本最大、世界第二位のカルデラ湖です。
未だ火山活動が続くこの一帯では湖近くで温泉や煙が噴き出しており、冬でも一部凍結しない場所があるそうです。
その地熱の高さから屈斜路湖の南側に突き出た和琴半島では、ミンミンゼミなどの昆虫を始めとする珍しい動植物など固有の生態系を観察する事が出来ます。
また屈斜路湖は周囲を山々に囲まれているため、美幌峠や津別峠、藻琴山(ハイランド小清水)など様々なビュースポットから壮大な湖全体を見下ろすことが出来るのが特徴です。
更にこの一帯は地形の関係で高確率で雲海を見る事が出来ると言われており雲海撮影スポットとしても人気が高いです。
私も雲海の撮影にチャレンジしたので記事の後半でおススメポイントなどを紹介したいと思います。
屈斜路湖へのアクセス
札幌から屈斜路湖へのアクセスは日勝峠を超え帯広を経由するか、旭川から三国峠を越え北見方面を経由する方法があります。(三国峠は北海道で最も標高の高い峠であり紅葉の名所でもあります。)
屈斜路湖周辺にはコンビニがなく、最寄りの弟子屈町(てしかが)までは車で2~30分かかるのが少し不便です。
また屈斜路湖の和琴半島付近にはいくつかのキャンプ場があり、夏のハイシーズンになると大勢の人で賑わいます。
私は今回、和琴半島キャンプ場にテントで2泊しじっくりと写真撮影に挑みました。
ハイランド小清水からの眺め
釘を漬けておくと錆びてしまうと言われている強酸性の温泉で有名な弟子屈町(てしかが)の川湯温泉。
その一帯を抜け102号線の峠を登ると、ハイランド小清水に到着します。藻琴山の登山口にもなっている施設ですが、遊歩道や展望デッキなどが整備されており眼下には大パノラマが広がります。遊歩道を少し歩いた所から手前に覆い茂る笹を入れて屈斜路湖を撮影してみました。
湖の反対側に目を向けると藻琴山に綺麗な光が差していました。
このあたり一帯の木々はとても背が低いのが特徴で、ハイランド小清水に向かう道中も異国を思わせるような絶景が続きます。
美幌峠からの眺め
ハイランド小清水の反対側に位置する美幌峠も撮影のベストスポットです。
道の駅である「ぐるっとパノラマ美幌峠」の展望台を少し登ると美幌峠のワインディングと屈斜路湖を眺めることが出来ます。北海道の峠の中でも群を抜いて異国感の高い絶景を見る事が出来るフォトスポットです。
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