屈斜路湖の雲海アイキャッチ

【北海道】屈斜路湖の雲海と絶景を作例付きで紹介!

屈斜路湖と和琴半島の絶景

北海道の道東に位置する屈斜路湖(くっしゃろこ)は日本最大、世界第二位のカルデラ湖です。
未だ火山活動が続くこの一帯では湖近くで温泉や煙が噴き出しており、冬でも一部凍結しない場所があるそうです。
その地熱の高さから屈斜路湖の南側に突き出た和琴半島では、ミンミンゼミなどの昆虫を始めとする珍しい動植物など固有の生態系を観察する事が出来ます。
また屈斜路湖は周囲を山々に囲まれているため、美幌峠津別峠藻琴山(ハイランド小清水)など様々なビュースポットから壮大な湖全体を見下ろすことが出来るのが特徴です。
更にこの一帯は地形の関係で高確率で雲海を見る事が出来ると言われており雲海撮影スポットとしても人気が高いです。
私も雲海の撮影にチャレンジしたので記事の後半でおススメポイントなどを紹介したいと思います。

 

屈斜路湖へのアクセス

札幌から屈斜路湖へのアクセスは日勝峠を超え帯広を経由するか、旭川から三国峠を越え北見方面を経由する方法があります。(三国峠は北海道で最も標高の高い峠であり紅葉の名所でもあります。)
屈斜路湖周辺にはコンビニがなく、最寄りの弟子屈町(てしかが)までは車で2~30分かかるのが少し不便です。
また屈斜路湖の和琴半島付近にはいくつかのキャンプ場があり、夏のハイシーズンになると大勢の人で賑わいます。
私は今回、和琴半島キャンプ場にテントで2泊しじっくりと写真撮影に挑みました。

ハイランド小清水からの眺め

ハイランド小清水からの眺め
SONY α7ⅲ 1/2000s 16mm f/8 ISO500 FE16-35F4

釘を漬けておくと錆びてしまうと言われている強酸性の温泉で有名な弟子屈町(てしかが)の川湯温泉。
その一帯を抜け102号線の峠を登ると、ハイランド小清水に到着します。藻琴山の登山口にもなっている施設ですが、遊歩道や展望デッキなどが整備されており眼下には大パノラマが広がります。遊歩道を少し歩いた所から手前に覆い茂る笹を入れて屈斜路湖を撮影してみました。

ハイランド小清水からの眺めと屈斜路湖
SONY α7ⅲ 1/2000s 16mm f/8 ISO640 FE16-35F4

湖の反対側に目を向けると藻琴山に綺麗な光が差していました。
このあたり一帯の木々はとても背が低いのが特徴で、ハイランド小清水に向かう道中も異国を思わせるような絶景が続きます。

美幌峠からの眺め

美幌峠からの眺め
SONY α7ⅲ 1/160s 24mm f/9 ISO100 FE 24-240mm F3.5-6.3

ハイランド小清水の反対側に位置する美幌峠も撮影のベストスポットです。
道の駅である「ぐるっとパノラマ美幌峠」の展望台を少し登ると美幌峠のワインディングと屈斜路湖を眺めることが出来ます。北海道の峠の中でも群を抜いて異国感の高い絶景を見る事が出来るフォトスポットです。

津別峠から眺める雲海。

津別峠から眺める雲海。
SONY α7ⅲ 1/640s 23mm f/9 ISO100 FE 24-240mm F3.5-6.3

今回は早朝に起きて津別峠から屈斜路湖の雲海の撮影に挑戦してみました。ハイランド小清水や美幌峠、摩周湖展望台からも雲海は見れるのですが、太陽が登ってくる角度の条件的に津別峠が一番おススメと現地の方からアドバイスを頂きました。
また各峠の中でも津別峠展望台(約947m)が一番標高が高いので雲海に飲み込まれる可能性も低いそうです。
津別峠の展望台には駐車場や24時間開いているトイレなども整備されているので、早朝にもかかわらず大勢のカメラマンで賑わっていました。津別峠で日の出の瞬間を抑え、その後反対側のハイランド小清水側に回り順光の雲海を抑えるはしご雲海を狙うカメラマングループも居ました。じっくりとタイムラプス撮影をする人も多かったですが6時頃になるとカメラマンはまばらになっていった印象です。

今回、雲の動きが遅かったので30秒区切りでタイムラプスの撮影を試みましたが、流石に間隔が飛びすぎた映像になってしまいました。次回は10秒前後に設定してみようと思います。

おススメの時間帯

雲海はやはり太陽が水平線から現れる瞬間が一番綺麗なので、ベストショットを狙うには4時台には現地に着いておきたいです。
雲海自体は8時台でもまだまだ残っており鑑賞自体は出来るような状態でしたが、雲の輪郭がのっぺりしてしまい写真は撮りにくくなる印象でした。
ちなみに気象条件を確認するにはGPVやSCWなどの気象条件を確認出来るアプリなどがあると便利です。

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この一帯は7~8月の夏季シーズンになると雲海の発生率は50%以上とも言われ、2日に1回は雲海を見られるような恵まれた立地です。ただし津別峠は11月から5月までの冬期間は通行止めとなっているそうなので注意が必要です。

屈斜路湖のマジックアワー

屈斜路湖のマジックアワー
SONY α7ⅲ 5s 16mm f/4.5 ISO100 FE16-35F4

屈斜路湖の和琴半島のキャンプ場から夕暮れの時間帯の撮影をしてみました。
三脚に固定してスローシャッター(5秒)で撮影しています。
JPEG撮って出しですが、綺麗な屈斜路湖のマジックアワーを切り取る事ができたので個人的に一番お気に入りの作品です。

 

湖から和琴半島を眺める

湖から和琴半島を眺める
SONY α7ⅲ 1/2500s 16mm f/10 ISO800 FE16-35F4

屈斜路湖周辺ではカヌーなどのアクティビティを提供しているツアー会社が数社あり、
ツアーに参加すると陸上からでは観られない角度で和琴半島を観察する事が出来ます。

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霧の摩周湖

霧の摩周湖
SONY α7ⅲ 1/250s 58mm f/11 ISO250 FE 24-240mm F3.5-6.3

屈斜路湖のお隣の摩周湖も雲海や風景スポットとして有名です。
晴れていると摩周ブルーと呼ばれる絶景を拝めますが、霧の摩周湖と言われている位で展望台全体が霧で包まれてしまっている事が多いのが特徴です。
摩周第一展望台は普通車500円の駐車料金がかかりますが、展望台に登っても霧で何も見えない日もあります。
まずは無料である摩周第三展望台で天候を確かめてから第一展望台に行くのもいいかもしれません。
因みにここの駐車券は硫黄山の駐車場と共用の券なので、せっかくですから硫黄山とセットで観光するのがおススメです。

今回は敢えて、摩周湖の傍にそびえる摩周岳をメインに望遠側で風景を切り取ってみました。

神の子池

神の子池
SONY α7ⅲ 1/320s 47mm f/11 ISO8000 FE 24-240mm F3.5-6.3

その成り立ちに摩周湖と繋がりがあるのではないかと言われている神の子池も近年、有名になりつつあるスポットです。
辿り着くまで砂利道をしばらく走らなければいけないのですが、美瑛の青い池のように大々的に観光地化されておらず、ひっそりとした神秘的な雰囲気を保っているスポットです。
ただちょっと立ち寄ろうと楽観して向かうと、摩周湖からの移動だけで片道1時間近く消費するので時間にかなり余裕を見てプランを練る事をお勧めします。

神の子池周辺は手付かずの自然に溢れている為、夕暮れの時間帯になるとヒグマとの遭遇の心配があります。またこの辺り一帯の道路はエゾシカの出現率も極めて高いので、夕方4時過ぎの車の運転は特段注意しなければなりません。

まとめ

摩周湖、屈斜路湖エリアは札幌からでも移動にかなり時間がかかります。
じっくり観光するには出来れば1~2泊の余裕が欲しい所です。
またこの辺りを観光の拠点にすると、その日の天気によって津別の峠の雲海はもちろん、知床エリアや釧路方面のどちらにも足を伸ばすことが出来るので川湯温泉辺りを宿泊地とするのもおススメ出来ます。

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