操作が簡単・高いスペックで、初心者からカメラ歴が長いユーザーまで幅広く愛用されているEOS Kissシリーズ。今回は、先代モデルの特徴を残しながら、新たな魅力・機能が増え、より洗練されたモデルとなったEOS Kiss X10iについて、ご紹介させていただきます。
CanonのKissシリーズとは
EOS Kissシリーズは、操作がしやすく、初心者でも使いやすいカメラとして人気です。 画質も上級機に近いので、カメラ中級者・上級者にも愛用してる人が多く、小型軽量なので、旅先にも気軽に持っていけるのも嬉しい特徴です。
EOS Kiss X10iとは
今回ご紹介させていただく、EOS Kiss X10iは、 2020年6月25日に発売となった、EOS Kissシリーズの中で、高性能モデルに位置付けられています。2019年4月に発売された、EOS Kiss X10がスタンダードモデルと呼ばれる製品で、EOS 9000D同様、AF-ONボタン・サブ電子ダイヤルを搭載しています。
これは、EOS Kissシリーズの中で初めてのことであり、スポーツ写真や子供の写真など、動く被写体を撮るユーザーからも注目を集めています。
EOS Kiss X10iの外観レビュー
レビュー① ボディについて
ボディのデザインは、基本的には先代モデルのデザインを引き継いでいますが、よりシャープに仕上がっているので、先代機に比べ、クールな印象です。
ボディの大きさは、131(幅)×102.6(高さ)×76.2(奥行)mmで、重さは515g(バッテリー、メモリーカードを含んだ質量)なので、EOS Kiss X9iより若干高さはありますが、質量は逆に軽くなっています。グリップが手に馴染みやすいので、撮影時の安定感も抜群です。
レビュー② ボタンについて
AFスタートボタン搭載により、AFの作動が瞬発的に出来る様になったため、先代機に比べ、動く被写体の撮影に適しています。ペットのふとした仕草や、お子様の良い表情など、決定的瞬間を捉えやすくなるでしょう。
サブ電子ダイヤルは、感覚的に露出補正や再生画像の送りが出来るので、操作に慣れると非常に便利なダイヤルです。少し小さめのダイヤルではありますが、右手の親指に自然と触れる位置にあるので、スムーズに設定を変更することが出来ます。
レビュー③ 液晶について
EOS Kiss X10の特徴として、撮影時に液晶モニターに操作の図解が表示されるという点があります。非常に初心者に親切な機能で、「フォーカス」などと初めはわからない言語が多いですが、図解を見ながら操作すれば自然と自分が撮りたい写真に近付ける事が出来ます。
ヒントを押せばさらに詳しい解説を見る事が出来、画像回転・リサイズ・トリミング・プロテクトもモニター上で簡単に出来るので、機械が苦手という人でも馴染みやすい仕様になっています。
レビュー④ 写真は自動でスマホへ
EOS Kiss X10は、Bluetoothを搭載して居るので、『Canon Camera Connect』という無料のアプリをスマートフォンにインストールしていただければ、その場でwifiに繋いで、撮影した写真をスマホに転送することが出来ます。
また、そのアプリを通じて、カメラのシャッターボタンをスマートフォンで押せるようになるので、セルフタイマー無しで集合写真の撮影や、自撮りをする事が出来るのも、今の時代に人気の特徴になっています。
レビュー⑤ ローアングル・ハイアングルが可能
EOS Kiss X10は、液晶モニターを上下に動かすことが可能なので、ローアングル・ハイアングルなど、様々な角度での撮影が出来ます。
そのため、ベストアングルを見つけやすく、自身の移動が難しい狭い空間などでも角度を変えやすく、便利な仕様です。赤丸付近のボタンを押していただくと、ファインダーを覗いての撮影ではなく、モニターを見ながらの撮影に切り替えが出来るため、人混みや自然の中など、周囲に注意が必要な環境で、ファインダー撮影に比べ、視野が広い状態で撮影に望めます。
SONY α6600 ILCE-6600の性能レビュー
レビュー① 画質、画素数について
有効2410万画素の、大型CMOSセンサーを搭載。また、画像処理エンジンにDIGIC 8を採用しているため、最高コマ速が同シリーズ歴代最高の7コマ/秒にアップ。3コマの撮影を行う、AEB撮影でもスムーズに撮影を完了する事が可能になりました。
また、デジタルレンズオプティマイザの対応により、色の滲みなどを抑える色収差補正効果・絞り込んだ時の解像感の低下を抑える効果を得ることが出来、画質向上に繋がっています。
レビュー② オールクロス45点AFセンサー
先代機はオートフォーカスセンサーが弱かったため、動く被写体の撮影に難しい部分がありましたが、EOS Kiss X10iは『オールクロス45点AFセンサー』搭載のため、動く被写体にも素早くピントを合わせる事が可能となってます。 一つ前のモデルであるEOS Kiss X10は、9点だったので、比べるとかなり高性能になった事が明確です。
また、被写体の瞳に自動でピントを合わせてくれるなど、AF方式を4パターン搭載してるので、場面に合わせて使い分けが出来ます。
レビュー③ 一眼ならではの高画質
この数字が大きいほど、明るく写す事が出来るので、暗い場所などISOを大きくする必要がある場面がありますが、大きくするほどノイズと呼ばれるざらつき感が出た写真となってしまうので、注意が必要です。しかし、EOS Kiss X10iは、ISO100~25600という広い範囲でISOを設定する事が出来るので、暗所の撮影や、シャッタースピードを早める必要がある場面での撮影の幅が広がります。
レビュー④ どんなシーンも映画みたいに
先程お話したノイズに関してですが、多少のノイズであれば、内蔵の「ノイズ低減機能」のおかげで、綺麗に補正する事が可能です。また、ノイズ同様、悩みとして多く聞く「手ブレ」に関しても、『5軸手ブレ補正』が内蔵されているため、多少のブレは改善されます。
動画性能も『4K』画質で高性能のため、美しい画質と手ブレの少ない滑らかな映像で、EOS Kiss X10iの動画撮影機能は、映画のような作品を作りたい方にも適したモデルとなっています。
レビュー⑤ HDR動画機能が搭載
日中などの撮影では、ISOを小さくしたとしても明る過ぎるという場面も出てきますが、EOS Kiss X10iにはHDR動画機能が搭載されているので、より広い領域での表現が可能になりましたの。「Log撮影」という上級者向け機能を使わなくても、美しい映像を撮る事が出来ます。
また、背面モニターがタッチパネル式となっているので、動画配信の需要が増え続けている近年、「YouTube」や「Vlog」などをこれから始めたい方にも、便利なモデルもなっています。
製品仕様表
モデル名 | EOS Kiss X10i |
撮像画面サイズ | 撮像画面サイズ: 約22.3×14.9mm |
映像素子型式 | 映像素子型式: 約22.3×14.9mm |
映像エンジン | 映像エンジン: DIGIC 8 |
有効画素数 | 有効画素数: 2410万画素 |
オートフォーカス方式 | オートフォーカス方式: 専用AFセンサーによるTTL二次結像位相差検出方式 |
AFフレーム選択可能ポジション | AFフレーム選択可能ポジション: 最大3975ポジション |
常用ISO感度 | 常用ISO感度: ISO100~25600 |
シャッター速度 | シャッター速度: 1/4000~30秒 |
ボディ内手ブレ補正 | ボディ内手ブレ補正:搭載 |
連続撮影速度 | 連続撮影速度: ファインダー撮影時/高速連続撮影:最高約7.0コマ/秒 ライブビュー撮影時/高速連続撮影:最高約7.5コマ/秒 |
画面 | 画面: 約22.3×14.9mm |
ファインダー | ファインダー: ペンタダハミラー使用、アイレベル式 |
Wi-Fi搭載 | Wi-Fi搭載 |
Bluetooth搭載 | Bluetooth搭載 |
大きさ | 大きさ: 約67.3(幅)×27.7(高さ)×92.2(奥行)mm(プラグ収納時) |
質量(バッテリー等含む | 質量(バッテリー等含む): 約85g |